3D Visualization Framework for Temporal Changes in Data with Structure

構造を持つ時系列情報に関する3 次元可視化フレームワーク


ソーシャルネットワーク,衛星観測データなど,構造や属性値が動的に変化するデータを多角的に分析可能とする3 次元可視化フレームワークを提案する. 提案フレームワーク(下図)では,直接操作が可能な時間軸コンポーネントおよび可視化キャンバスコンポーネントを組み合わせることで3 次元可視化アプリケーションを構築する.可視化キャンバス内ではネットワーク構造のような2 次元の構造,および地形図のような3 次元の構造を表現するための様々な種類の表現コンポーネントを利用出来る.これらのコンポーネントにより可視化された構造は,可視化キャンバスコンポーネントの時間軸上の位置の応じて変化させることが可能である.また,時間軸上に値の変化を表現するコンポーネントを追加することで,例えばネットワークの各ノードの値の変化を構造変化と同時に可視化することも可能となる. 実際に,様々な実データを用いたアプリケーションの構築例を挙げて,本フレームワークの有用性および多様なアプリケーションに対する適用可能性を示す.

時系列変化3次元可視化フレームワーク

■Live demo movie


2011年12月1日 WISS2011 における発表よりライブ・デモ部分抜粋



■References 


  • 伊藤正彦, 豊田正史, 喜連川優, 構造を持つ時系列情報に関する3次元可視化フレームワーク,第19回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ (WISS 2011),pp.42-47, Dec. 2011